仙腸関節体重軸受け部

仙腸関節はほとんど動かない関節なので???この表現は間違っています!

ある治療院のHPを拝見していました。
下記の内容の記述がありました。

仙腸関節はほとんど動かない関節なので、バキバキと矯正するやり方では動くことがほとんどなく、〇〇法のように優しく誘導するように矯正することにより、隙間を広げ血流を良くし、動きや位置を戻すことで痛みが緩和されていきます。

仙腸関節はほとんど動かない関節なので・・・と説明されていますが・・・この表現は間違いです。

仙腸関節は二つの関節面で構成されています。

一つはブーツ部、もう一つはウエイトベアリングです。

仙腸関節のブーツ部は微細な動きをしています。
ブーツ部が動作することで脳脊髄液は循環するのです。

仙腸関節のウエイトベアリング部(体重支持部)は靭帯で強固に固定されています(ゆえに、ウエイトベアリング部は動いては×です)
人体の関節面は必ず筋肉の付着がありますが、仙腸関節のみ筋肉の付着が無い唯一の関節です。
この関節は体重を支持する役目があるわけですから、靭帯で補強され、唯一筋肉の付着が無いわけです。

しかし、何らかの原因で靭帯が捻挫をおこし体重支持部が分離(離開)した結果、さまざまな症状が出現します。
症状は多岐に亘ります。
腰痛、肩痛、膝痛、下肢筋肉痛、頸部痛、顎関節問題、頭痛、めまい、耳の症状など・・・。

この仙腸関節の構造を理解し、さらにブーツ部の問題なのかウエイトベアリング部の問題なのかを鑑別診断して施術する事が肝要です。

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