ヨコヤマ研究誌
腸骨を考える➀
左右の腸骨は骨盤部を構成する構造体の一部です。
腸骨は骨盤部の中央部に位置する仙骨と関節を形成しています。
この関節を仙腸関節と呼びます。
仙腸関節は人体の骨格構造上、とても重要な部位と言えます。
仙腸関節は二つの機能を有しています。
一つは
仙腸関節ブーツ部(この関節面は長靴の形状をしています)です。
二つ目は
仙腸関節体重軸受け部(ウエイトベアリング部)です。
ブーツ場は滑液に満たされていて微細な動作を行っています。(ポンプ作用)
ウエイトベアリング部は靭帯で強固に固定されている不動の関節です。
ゆえに腸骨を考える上で、腸骨は二つの機能を担う構成部分の一部であると言うことになります。
腸骨の歪みは仙骨の歪みを招く理由から大変、重要な骨格構造であると言えます。
仙骨と頭蓋骨を調整後、必ず腸骨の検査を行い、歪みを解消する必要があります。
何故なら、腸骨の歪みは仙骨を歪ませるからです。
次回は腸骨の歪みパターンについて説明いたします。