ヨコヤマ研究誌
当院の治療法Ⅱ
SOT(仙骨後頭骨テクニック)について
SOT(仙骨後頭骨テクニック)はM.B.ディジョネットが確立したテクニックで、
仙骨(Sacrum)と後頭骨(Occiput)の関係性から名づけられた治療法です。
この2つの骨は脳と脊髄を覆っている硬膜で固定されており、
この膜の中は脳脊髄液(CSF)で満たされています。
脳脊髄液は中枢神経の保護や栄養の補給、老廃物を運び出す役割をしており、
後頭骨と仙骨の規則的なわずかな動き(第一次呼吸メカニズム)で脳と脊髄、
ほかの神経組織のまわりをめぐり体を循環しています。
この循環システムこそが、健康にとってもっとも重要な機能なのです。
しかし、様々なストレスがかかると土台である骨盤(仙腸関節)が捻れをおこし、
次いで脊柱、頭蓋骨も湾曲を起こします。
この結果、硬膜も湾曲が起こることで脳脊髄液の循環が滞り、
様々な神経障害を起こしていきます。
SOTは、この脳脊髄液の循環を整えることで、
人間の本来持つ自然治癒力を高める治療法なのです。
パシフィック・アジア・カイロプラクティック協会ホームページ参照